「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」花田菜々子 著者 を読んだ感想
(写真撮影 もちねこ)
表紙は派手だけど、真面目で前向きな本
店で見たとき、表紙の派手さとタイトルの長さに、面白そう!!出会い系で関わった変な人達との関わり合いの本で、凄くカオスな内容であろう…。と勝手に失礼なことを思っていたら、
冒頭出会った二人の男性が思った通りろくでもない!!笑
この最初に出会った男性、私だったらトラウマになって、本を紹介する活動なんてやめているでろうと思うのですが、著者の花田さんは挫折しない!
酷い男性を上手くかわしていく。
「なるほど…なるほど…。」
って本当冷静だし、分析力ありすぎだと思います。
ずっとこんなパンチのある、女性からすると怖い人ばかりの話で救いようがない話なのだろうか??とワクワクしながら読み進めていったのですが、酷い人達ばかりじゃなく、たくさんの素晴らしい人と出会いがあって、どんどん交流の場が広まっていく良い話でした!人に紹介できる本で安心!!
あらすじはタイトル通り、出会い系で実際に会った人にその人に合いそうな本をすすめまくる話です。
花田さん凄くリア充になっていくやん…。楽しそうで羨ましい。
本を紹介することに真面目な花田さんが、どんどん自分の道を切り開いていくのが気持ち良くて、読み終わった後に前向きになれる本でした。
読み返したくなる
私は普段集中力が続かなくて、本を最後まで読めるタイプではないのですが、この私小説は花田さんの面白さと先の展開が気になりすきて、一気に読み終えてしまいましたね。
読んだことある本が出てくるのも嬉しくなりますね。
私は恥ずかしながら「23分間の奇跡」という本しか知らなかったのですが、
文中に出てくる本の紹介から、実際に読みたくなるのは私だけでしょうか??
私としては今後どの本を読むかの参考になりました。
最後のページに紹介した本一覧もあるので確かめやすくて助かります。
一冊の本がまた、次の一冊に繋がる…そういった意味でもこの「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 」は是非読んでみてほしい本です。
おわりに
この本を読む前は、出会い系は怖いものだし、人との関わり合いは、恋愛や仕事上の関係を超えるものは基本的にはないだろう。と思っていました。
今もそのネガティブな考えはもっていますが、好きなことをやり続ければ、俗的なものを超えた人との楽しい関わりはあるんだな。と、この本から感じることができました。
確かにネットの出会い系のリスクはありますが、そのリスクを超えた素晴らしい出会いがある。と言い切る著者の花田さんが魅力的で素敵な人なんだなと思います。
面白い人には面白い人が集まってくるのね~。
おわり。